囚われ姫 元帥閣下は人質王女を溺愛する (ティアラ文庫)

作者2冊目の感想。
この作者のヒーローは、軍人、イケメン、女嫌い、童貞、一途、溺愛、絶倫系でした。
ヒロインと大きくすれ違う事もない。

小国の姫がヒロイン。
兄の友人である隣国の大国元帥ギルとは兼ねてから親交ありで憧れていたが、唐突に攻め込まれる。　
この辺の政治的な作りはちぐはぐで、不自然。
愛人という地位も説得力ない。
兄の国王としての能力、言動がおかしい。　
溺愛の話作りは読みやすくて面白いけど、背景作りは苦手のようで説得力がない。
全体の溺愛系の作りは楽しいので、説得力あるバックボーンがあるか、もういっそ省いてくれればなおよし。
最後はハッピーウエディング。