「魔法科高校の劣等生」10周年記念したアニメーションPV公開

石田可奈による「魔法科高校の劣等生」シリーズ10周年記念イラスト。(c)2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会

佐島勤の小説「魔法科高校の劣等生」シリーズの10周年を記念したアニメーションPVが公開された。

魔法が現実の技術として確立された世界の魔法科高校を舞台に、ある欠陥を抱えた兄・司波達也と成績優秀な妹・深雪らの日々を描いた小説「魔法科高校の劣等生」シリーズ。TVアニメ第1期が2014年、第2期が2020年にオンエアされており、2017年には映画「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」が公開された。また達也と深雪の過去を描くアニメ「魔法科高校の劣等生 追憶編」の制作が決定しているほか、7月3日からは「魔法科高校の劣等生」のスピンオフマンガを原作とするアニメ「魔法科高校の優等生」が放送されている。今回のアニメーションPVでは、ASCAによるテーマソング「命の証」をバックに、達也をはじめとしたキャラクターが次々と映し出された。

さらに「魔法科高校の劣等生」シリーズのサイトが10周年仕様になってリニューアルオープン。キャラクター紹介、キーワードのページがバージョンアップされたほか、「10周年の軌跡」や「ギャラリー」といったページが追加された。同サイトでは「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」入場者プレゼント書き下ろし小説「続・追憶編 -凍てつく島-」の限定公開や「作品年表」の掲載も行われる予定だ。

加えて佐島と小説のイラストを手がける石田可奈のコメントが到着し、石田による10周年記念イラストが初披露された。電撃屋およびカドカワストアでは本日7月9日から8月22日まで、10周年記念イラストを使った複製原画の予約を受付中。注文した人には10月下旬に届けられる。

佐島勤コメント

ライトノベル作家としてデビューして、今月で十年になりました。デビュー十周年であり、『魔法科高校の劣等生』シリーズ十周年です。デビュー作と作家生活の十周年が時を同じくし、デビュー作のシリーズがいったん区切りを迎えながら現在も続いているというのは、多分幸せなことなのでしょう。この点には正直に申しまして不安もありますが、楽しみにしてくださる読者の皆様がいらっしゃる限り、その期待にこたえていくのが作家としてのあるべき道だと信じて突き進んでいきたいと思います。
幸い小説だけでなく他の媒体でも、まだまだ多くの方々に御力を貸して頂けることになっております。そうした関係者の皆様と力を合わせて、これからも面白いコンテンツをお届けして参りたいと存じます。

石田可奈(イラスト)コメント

『魔法科高校の劣等生』シリーズが10周年を迎えました。
目の前の1枚1枚のイラストに全力を出していたら、気づけば10年というとても長い期間が過ぎていたことに驚いています。
『魔法科高校の劣等生』は私にとってイラストレーターデビューの作品で、そんな作品がここまで続けられるのは応援してくださるファンのみなさまのおかげだと思っています。
『魔法科』は小説だけでなく、アニメにも関わらせていただいています。すでに発表されている追憶編のアニメも みなさまの期待に応えられるように頑張っていますのでお楽しみに!
2つの新シリーズやアニメなど、10周年を迎えても盛り上がる『魔法科高校の劣等生』シリーズを引き続きよろしくお願いいたします!