「亜人」佐藤健、映画の完成に「心から観てほしいと言える作品ができた」

実写映画「亜人」完成披露試写会の様子。 (c) 2017映画「亜人」製作委員会 (c) 桜井画門/講談社

桜井画門原作による実写映画「亜人」の完成披露試写会が、本日9月4日に東京・東京国際フォーラムにて行われ、永井圭役の佐藤健、佐藤役の綾野剛、監督の本広克行に加え、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、主題歌を担当したTHE ORAL CIGARETTESが登壇した。

イベントは、THE ORAL CIGARETTESによる主題歌「BLACK MEMORY」のパフォーマンスで幕を開ける。演奏途中には佐藤がメインステージと地続きの花道に上がり、客席に向けてバズーカ砲を放つ一幕も。佐藤は観客に向かって「自信作が完成しました。本当に皆さんに観てほしいと、心から言える作品ができました」と胸を張って挨拶する。また高橋役の山田裕貴も「僕は(『亜人』の)マンガもアニメも大好きで、本当にファンでして。でも実写版も絶対悲しませない作品になっています」とファン目線で太鼓判を押した。

圭に近づく不死身のテロリスト・佐藤を演じた綾野は、「佐藤健を追い込むのはなかなか楽しかったですね! いい顔をするんですよ……」と笑みを浮かべながら、「健との間には信頼関係が成り立っているので、彼とだったから最後までやりぬくことができたと自負しています。頭脳アクションバトルという新感覚の映画になっていることは間違いないです」と自信を見せた。

奥山役の千葉は“現場でうれしかったこと”として、「奥山が“首切ってドラム缶に封印”って言うセリフがあったんですけど、そのセリフのあとに綾野さんが『かわいい顔して言うねえ』とアレンジを加えてくださって」とエピソードを披露。それを聞いていた綾野は「それを喜んでくれているという事実を知って、今めちゃくちゃうれしいです(笑)」と笑う。そして「(アドリブは)素直に出てきたんです。だってかわいくないですか?」と観客に問いかけると、会場からは「かわいいー!」と声が上がり、千葉は「めっちゃうれしいです!」と弾けんばかりの笑顔を見せた。

最後に佐藤は「映画はジェットコースターのようにあっという間に終わります! 最後まで置いてけぼりにならぬよう、振り落とされることのないよう、しがみついてさえいれたら、最後まで楽しく観ていただけるんじゃないかなと思います」と観客へメッセージを贈った。

「亜人」は、決して死なない新人類・亜人と、それを追う国家権力との攻防を描いたバトルサスペンス。映画「亜人」は9月30日より全国東宝系にて公開される。

映画「亜人」

2017年9月30日(土)全国東宝系にて公開

監督:本広克行
原作:桜井画門「亜人」(講談社「good!アフタヌーン」連載)
出演:佐藤健、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、品川祐、吉行和子、綾野剛

(c) 2017映画「亜人」製作委員会 (c) 桜井画門/講談社