「約ネバ展」明日開幕、白井カイウの持ち込みネームや完結後を描く19Pの描き下ろしも

「連載完結記念 約束のネバーランド展」の様子。

白井カイウ原作、出水ぽすか作画による「約束のネバーランド」の展覧会「連載完結記念 約束のネバーランド展」のプレス内覧会が、本日12月10日に東京・六本木ヒルズ展望台東京シティビューのスカイギャラリーにて開催された。

12月11日から2021年1月11日まで同会場にて開催される同展は、「約束のネバーランド」を第1話から最終回までの軌跡を辿ることができる展覧会。作中に登場する名シーンやカラーイラストを白井・出水のコメントとともに紹介するほか、白井がジャンプ編集部に持ち込んだ15話分のネーム、連載前の設定資料、出水の下絵や作画作業のタイムラプス映像など、貴重な資料が公開される。

展示エリアは8つに分けられており、「約束のネバーランド」の各ストーリーをイメージした演出がなされた。まずは会場エントランスを使用した展示からスタート。窓一面に広がる東京の景色を背景に、エマ、ノーマン、レイ、イザベラら登場キャラクターたちのパネルやフォトスポットが複数設置された。またエントランス展示では、毎日17時からライトショーを実施。幻想的なショーが楽しめる。

続く展示エリアは「GFハウスからの脱出」。エマたちのグレイス=フィールドハウスでの生活から脱出までの名シーンをパネルで展示し、イザベラやシスター・クローネたちとの命をかけたスリリングな駆け引き、緊迫する心理戦を振り返ることができる。その先に広がる「ソンジュとムジカ」の展示エリアでは、ハウスを脱出したエマたちが出会った、人を食べない異端の鬼・ソンジュとムジカとのエピソードがお目見え。伝統と信条を守って生きる2人の鬼をイメージした空間に仕上げられ、ソンジュ・ムジカと育くまれた友情を、特殊な出力のイラストで紹介する。

「B06-32 シェルター」の展示エリアは、ユウゴが13年間たった1人でこもっていたシェルターの雰囲気をイメージ。ユウゴとエマたちの出会いや、シェルター内のカラーマップなどが展示される。さらに原作さながらの楽しげな街の雰囲気を再現した「ゴールディ・ポンド」では、ルーカスたちとの出会いやGPのルールを記した看板を展示。さらにGPでエマたちと熾烈な戦いを繰り広げた密猟鬼たちのお面も披露された。さらに足を進めると、エマたちの冒険の鍵を握る“あの方”とエマの出会いを表現した「七つの壁を求めて」の展示エリアに突入。エマが辿り着いた“昼と夜が出会う場所”と、“あの方”の半立体像がフォトスポットとして再現された。

そして「『約束のネバーランド』ができるまで」と題された同作の創作の裏側を楽しめる展示エリアでは、白井が持ち込んだネーム、連載開始前の資料、連載開始から完結までの年表パネルなどが一堂に会する。さらに出水による同展のキービジュアル作画のタイムプラス映像、描き下ろしとなる19ページのスペシャルエピソード「完結後のエマと家族たちのお話」が楽しめる。

また物語の鍵を握るミネルヴァのフクロウがちりばめられた展示エリア「それぞれの決意」では、エマとノーマンの再会シーンや王都での激闘の様子を捉えた展示が勢揃い。そして最後の展示エリア「新しい世界へ」では、王都決戦後から最終話までが登場。エマの“約束”の代償、人間と鬼の未来などそれぞれの思いが交差するクライマックスを捉えた特別映像を見ることができる。

さらに公式ショップでは70点以上のオリジナルグッズを発売。エマがムジカから託されたペンダントを再現したグッズや、作中のイラストがデザインされたコースター、扉絵をデザインしたトランプ、エマ・レイ・ノーマンと作中のキーアイテムやアイコンをデザインしたアンティーク風のマグカップなどが販売される。

また会場と同じフロアに、「約束のネバーランド展」とコラボした「CAFE GRACE FIELD」がオープン。エマたちが暮らすGFハウスをコンセプトにした同コラボカフェでは、「エマのオムライス」「レイが最後に読んだ本サンド」「リトルバーニーのショートケーキ」「約束のペンダントドリンク」といったキャラクターやエピソードをモチーフとしたオリジナルメニューが提供される。

「連載完結記念 約束のネバーランド展」

期間:2020年12月11日(金)~2021年1月11日(月・祝)※会期中無休
時間:10:00~22:00(最終入場21:30)
会場:東京都 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー スカイギャラリー

料金

約ネバ展・展望台 共通チケット:一般2000円、65歳以上1500円、中高生1200円、中学生未満600円、4歳未満無料
グッズ付チケット:2800円

(c)白井カイウ出水ぽすか/集英社