実写映画「曇天に笑う」曇天火役は福士蒼汰!監督は本広克行でアクション満載

(左から)曇天火に扮する福士蒼汰、曇天火のカット。 (c)唐々煙/マッグガーデン

唐々煙原作による実写映画「曇天に笑う」の主人公・曇天火を、福士蒼汰が演じることが決定した。

本作で時代劇映画の初主演を務める福士。体当たりでアクションシーンにも挑戦する。そして監督は、「踊る大捜査線」シリーズや「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」で知られる本広克行。初のタッグを組む2人が「曇天に笑う」をどのように実写化するのか、ファンは楽しみにしておこう。

「曇天に笑う」は治時代を舞台に、琵琶湖の真ん中に作られた監獄の橋渡し役を担う、曇神社曇家三兄弟の活躍を描く冒険活劇。月刊コミックアヴァルス(マッグガーデン)にて連載され、テレビアニメ化や舞台化もされた作品だ。実写映画は2017年に全国にて公開。なお脚本はアニメ版・舞台版と同じく高橋悠也が担当する。

※8/24追記:映画「曇天に笑う」の公開日が2017年から2018年3月21日に変更になりました。

実写映画「曇天に笑う」

2017年全国公開
原作:唐々煙「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)全6巻+外伝
監督:本広克行
脚本:高橋悠也
主演:福士蒼汰

唐々煙コメント

数ある作品の中から選んで頂き、大きな展開になるのは嬉しく思います。
福士さんはいつもテレビで観ていたし、何よりあの本広監督が「曇天に笑う」を作ってくれると言うことに未だに驚いています。監督が面白いと思うことを見たいです。
どんな世界になるのか、単純に作品を愛し、映像が好きな身として、ただただ楽しみにお待ちしております。

福士蒼汰(曇天火役)コメント

──本広監督との初タッグについて

本広監督作品はとてもキャラクター達が格好良く描かれていて、かつ、リアリティに溢れていると思います。今回も「曇天に笑う」の各キャラクターをクールに、そして温かく作って頂けると信じているので、僕も監督の力をお借りして、曇天火を精一杯演じていきたいです。

──原作を読んでの感想は?

それぞれのキャラクターが魅力的だと思いました。どのキャラクターにも過去があり、読者それぞれ好きなキャラクターができる作品なので、実写するにあたっても、原作のキャラクター達の魅力を取り入れられたらと思います。

──クランクインしての感想は?

クランクイン初日は曇家と金城白子とのシーンでしたが、監督もここで各キャラクターを掴んでほしいとのことで、何回も段取りを繰り返し、いい空気感だったと思います。

──「曇天火」という役柄への意気込みは?

天火という役は、すごく頼りがいがある“ザ・兄貴”という男なので、自分もそういう存在になれるように、お兄ちゃんとして頑張りたいと思います。

──アクションへの気概は?

今回特に感じていることは、ただアクションをするのではなく、アクションの細かい所作の中で天火のキャラクターを見せていきたいと思っています。

──歴史ファンタジーとして注目される本作、衣装、メイクなどの印象は? どんな作品世界を作りたいですか?

和と洋の混ざり合った文開化の時代、僕が好きな時代の一つです。髷をゆっている者がいる中でスーツを着た者、和洋折衷な服を着ている人々、とても素敵だなと思います。タイトルの通り、「笑う」ということをテーマに曇天ワールドを作っていきたいと思います。

本広克行監督コメント

「曇天に笑う」は治初期、神秘的で格好良いオトコたちが、近江につたわる伝説の“オロチ”復活を巡って戦いを繰り広げるアクション満載の王道娯楽映画。唐々煙さんが壮大なストーリーで描いた原作は、熱狂的な支持を得ている傑作マンガです。

主演の曇天火(くもう・てんか)役には福士蒼汰さん。まるで太陽のような存在のど真ん中のヒーローであり、同時に責任感の強い三兄弟の長男として宿命に抗うために戦う哀しみや葛藤を抱える複雑で魅力的なキャラクター。誰もが認める天性の“スター”である福士さんの魅力と見事に共鳴しています。天火役に欠かせないのが鉄扇を使った華麗なアクション。福士さんはアクションへの熱意が非常に強く(「カリ」という格闘技も個人的に習っていたとか)、稽古段階でもすでにその動きは見惚れてしまうほど。

また、残る曇兄弟や政府直属の秘密部隊“犲(ヤマイヌ)”、滅んだはずの忍者一族“風魔”など総勢16名の主要キャストも順次発表していきます。長い時間を掛けて選び抜いた、今後の日本映画を担っていくであろう精鋭中の精鋭(イケメン尽くし!)たちです!いま気になる若手の役者たちと仕事ができるのは本当に楽しみです。

昨今、マンガ原作の実写映画化が相次ぐ中、なぜこの作品のメガホンが私に託されたのか改めて深く考えてみますと、これまで私が関わってきたヒット作品はほとんど全て「オトコたちの物語」であったことに気がつきました。ならば映画「曇天に笑う」は、自分の関わった作品を全て超える勢いで作って行きたいと思ってます!打倒「踊る大捜査線」!打倒「PSYCHO-PASS サイコパス」!原作の持つ素晴らしい世界観とドラマ性を大切にしつつ、笑って泣けてハラハラできる、ど真ん中の“ニッポンのエンターテインメント”を作りたい。とにかく、全力を尽くします!!

(c)唐々煙/マッグガーデン