私とペット 第15回 加藤和恵×むぎお・なすひこ

なすひこ(左)とむぎお(右)。

「おうち時間をともにする愛するペットを、思う存分自慢してもらいたい!」をテーマに展開中の、コミックナタリーのコラム連載「私とペット」。第15回には、「青の祓魔師」の加藤和恵が、むぎお&なすひことともに登場。運動神経抜群なむぎおと、元気いっぱいのなすひことの日々をお届けする。

取材・構成 / 増田桃子

名前

むぎお(オス)
あだ名:むぎ、むい、オジさん。
なすひこ(オス)
あだ名:なっちゃん、なちゅ、なす。

種別

むぎおとなすひこ、ともに雑種です。

誕生日 / 年齢

むぎお:推定11歳
なすひこ:推定1歳

初めて出会った日

むぎお:1年前に亡くなった「ごまじ」と一緒に1歳頃ボランティアさんから譲っていただきました。とても自立していて好奇心旺盛で、新しい環境や人にも物怖じせず、すぐ順応してました。
なすひこ:「ごまじ」が亡くなってから3カ月後に、父の紹介で、こちらもボランティアさんから譲っていただきました。やってきたときは4、5カ月の子猫で、むぎおと比べると警戒心がとても強く、人や環境に慣れるのに時間がかかりました。

好きな食べ物

2匹とも、基本的に特定のキャットフードを食べますが、むぎおが、食べ慣れると飽きてしまうので、鰹節と鮪節のフリカケを交互にかけて味変させて食べさせております。
むぎおは、ベタにCiaoちゅ~るや、ウェットフードはなんでも大好きです。
なすひこは、ドライフードのほうが好きなようで、ウェットフードは気が向けば食べるようです。

好きな遊び

なすひこは、むぎオジさんと遊ぶのが大好きで、爆弾のように突撃します。しつこく突撃し続けると、オジさんのカミナリが落ちますが、なすひこはまったく気にしません。
ほかにも、光や影、テレビやパソコンのポインターを追って興奮したり、サルのように腕力で布製品をボルダリングしたりするのが好きです。
むぎおは、最近は段ボールが大好きで、どんなサイズでも潜り込み、モグラ叩き遊びがお気に入りです。
あと、運動神経抜群なので、なすひこ爆弾を避けるのも上手です。

チャームポイント

むぎお:短いシッポ、端正なお顔、スレンダーで大きなお体、ピンクの肉球、金色のおめめ。
なすひこ:傘の柄のように曲がったシッポ、さまざまなパーツが中央に寄ったひょうきんなお顔、少し小さいお体、黒豆の肉球、黄色いおめめ。

好きなところ

むぎお:ショボショボのお顔で寝起き報告してくるところ。このときばかりは大甘えで大変かわいらしいのですが、3分くらいでシラフに戻ります。
なすひこ:抱っこ嫌いで基本逃げ回ってますが、気を許した人には、座ったり寝てるタイミングを見計らって乗っかって大甘えしてきます。どっちにしろ抱っこは嫌いですが。

定番の過ごし方

私をつけ回すむぎおを、なすひこがつけ回す、というルーティンが決まってきました。もはや、なすがままです。

ペットに対する思い

もともと猫を飼い始めたのは、生き物好きだし、そろそろなんとなくしっかりしたかったから、というよくわからない理由からなんですが、猫たちは、3匹とも家に来た当初から職場のアイドルで、今ではすっかりなくてはならない、職場や家族の一員になってしまいました。猫を飼っても、私はしっかりした人にはなりませんでしたが、本当に飼ってよかったなと思います。

読者へのメッセージ

ペットは人間の都合や、世の中のことなど気にしませんよね(少なくともウチの猫たちは)。
人間が頭抱えて悩んでいようがいまいが、お構いなしで、気ままに生きてます。
そんなつかず離れず、ほどよい距離感で人と関わってくれるペットという存在は、だからこそありがたいな~と思います。
たまに意味わかんない雄叫びをあげたりしてまったくもって謎だらけですが、人の枠組みと違う、謎だらけの生き物が傍にいてくれるのは視野が広がるような、楽な気持ちになります。
もし、くさくさしてきたら、ペットの無駄な思考のない眼差しに気付かされてみたり、ふかふかの毛に埋もれて、シンプルに癒されたりしていきましょう!

加藤和恵(カトウカズエ)

7月20日生まれ、東京都出身。赤マルジャンプ2000年SUMMER(集英社)に掲載された「僕と兎」でデビュー。2005年、月刊少年シリウス創刊号(講談社)より「ロボとうさ吉」を連載する。その後ジャンプSQ.(集英社)へと活動の場を移し、2009年5月号より現在まで「青の祓魔師」を連載中。同作は2011年にTVアニメ化、2012年に劇場映画化を果たす。