「ぽんこつポン子」2巻、手塚るみ子「ポン子のおかげでアトムを読み直したくなる」

「ぽんこつポン子」2巻

矢寺圭太「ぽんこつポン子」2巻が、本日9月30日に発売された。

週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中の同作は、1人静かに余生を送ろうとしていた老人・吉岡と、彼のもとに現れたポンコツな家政婦ロボット・ポン子による物語。2巻の発売に併せて、手塚るみ子からは「手塚治虫が『鉄腕アトム』の物語に込めたメッセージが今このポン子に継承されてるんだと思えて、それはとても嬉しいことでした」とコメントが寄せられた。

手塚るみ子コメント

「AI時代になっていよいよアトム誕生なるか?!」と期待されてるけれど、案外ロボットと共存する暮らしなんてこんなもんじゃないかな?とポン子見てて思う。100万馬力も7つの威力もじつは大していらなくて本当に必要なスペックって、ただほがらかに笑って過ごせる日常をもたらしてくれる、それだけなんだよね。アトムだって完全じゃない。なぜなら悪い心をもたないし、あと首もよくもげるしね(笑)。ポン子のおかげで「鉄腕アトム」を読み直したくなる…私がそうだったように、他にもそんな読者がいたらいいなと思います。