うさぎ&ちびうさ生誕イベで劇場版発表、三石「アフレコが始まる日を心待ちに」

左から野本ほたる、三石琴乃、小清水亜美、伊藤静。

武内直子「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎとちびうさの誕生日を祝う「25th Anniversary うさぎ BIRTHDAYイベント」が、本日6月30日に東京・丸の内TOEIにて行われた。

ステージには、アニメ「美少女戦士セーラームーン」のセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃、「美少女戦士セーラームーンCrystal」のセーラーヴィーナス/愛野美奈子役の伊藤静、「美少女戦士セーラームーンCrystal」のセーラージュピター/木野まこと役の小清水亜美が登壇。またアニメ好きで知られるタレントの喜屋武ちあきがセーラームーンのコスプレで登場し、司会進行を務めた。

「セーラームーン」のオフィシャルグッズであるチュールスカートを着用して登場した伊藤と小清水。伊藤はイエロー、小清水はミントとそれぞれのキャラクターカラーのスカートを身に着けており、「あわせたわけじゃないんですけどね。薄々、きっとこれで来るだろうなって」と2人で顔を見合わせる。

登壇者の挨拶が終わると、セーラーマーズ/火野レイ役の佐藤利奈、セーラーマーキュリー/水野亜美役の金元寿子からの映像コメントが届けられた。「会場に行きたかった」と口をそろえる2人に対し、「くればよかったのにねー」と三石が言うと、伊藤が「大人の事情がね」と返し、会場の笑いを誘った。

そこにミュージカル「『美少女戦士セーラームーン』-Le Mouvement Final-」でセーラームーン/月野うさぎ役を勤める野本ほたるが、バースデーケーキを持って登場する。「セーラームーン」仕様に彩られたケーキを前に、キャスト陣は「めっちゃ可愛い! 食べるのもったいない」と声をあげる。そして会場全員でバースデーソングを歌って、うさぎとちびうさの誕生日を祝福。ペンライトをローソクに見立て、キャストが客席に向かって「ふー!」と息を吹きかけると一斉に明かりが消えるという演出も行われた。

ここで9月から上演されるミュージカルの最新映像がスクリーンに映し出された。各キャラクターに扮したミュージカル版のキャストたちが登場するたびに、場内からは歓声があがる。また野本演じるセーラームーンと、大和悠河演じるタキシード仮面が顔を引き寄せ合うシーンでは、さらに大きな歓声があがった。

映像を観た野本は、恥ずかしそうに「コレ、私も今始めて観ました。こんなんなってるって知らなくて(笑)。結構恥ずかしいですね」と語る。さらに三石に「チューしたの? チューしたの?」と問いだたされると、たじろぎながらも「いや、それは……内緒です!」と返した。またミュージカルの見どころを訊かれると「最終章なので、セーラー戦士同士の戦いを楽しみにして頂ければ。色々言いたい事は沢山あるのですが、ドキドキしながら楽しみにしていてください!」と観客にアピールした。

トークが盛り上がる中、講談社の原作担当編集の小佐野文雄氏からの手紙が登場する。三石が読み上げたその手紙の内容は「美少女戦士セーラームーンCrystal」の第4期「デッド・ムーン編」が、劇場版アニメの前後編として公開されるというもの。その発表を受け、会場からは拍手とどよめきが沸き起こる。また第3期「デス・バスターズ編」に引き続き、今千秋が監督を務めることも明かされ、さらに原作者の武内からセーラームーン25周年に関してのコメントも届けられた。

第4期への意気込みを訊かれた三石は「今ぞわぞわーっと興奮してきてます! 早く大きな画面のうさぎちゃんや戦士たちに会いたいです!」とコメント。また小清水が「新しい技が出てきますね! 私が一番好きな技なので楽しみです!」とポーズを決めると、伊藤は「なんか色んなことがびっくりしすぎて、踊りたいです(笑)」と驚きと喜びを露わにした。

トークショー後に行われる「劇場版『美少女戦士セーラームーンR』」応援上映のリハーサルを挟み、イベントは最後の挨拶に。今日の感想を訊かれた三石は「アフレコが始まる日を心待ちにして日々楽しんでいきましょう!」と4期へ意欲を語り、ラストは決めゼリフ「月にかわって、おしおきよ!」でコール&レスポンスを行い、25周年記念のバースデーイベントは盛大に幕を閉じた。