麻生羽呂「今際の国のアリス」Netflixで実写化!監督は「キングダム」の佐藤信介

「今際の国のアリス」1巻

麻生羽呂「今際の国のアリス」が、2020年にNetflixで実写化される。

「今際の国のアリス」は2010年に少年サンデーSで連載をスタートし、週刊少年サンデー(どちらも小学館)に移籍した後、2016年まで連載された作品。荒廃した謎の世界に迷い込んだ主人公たちが、生き残りを賭けて命懸けの“げぇむ”に挑むSFサバイバルで、単行本は18巻まで刊行されている。

このたびの実写版では「アイアムアヒーロー」「GANTZ」「いぬやしき」「キングダム」と数々のマンガ作品を実写化してきた佐藤信介が監督を務める。麻生は実写化にあたり「ひとりの漫画家の頭の中だけで作った物語が、大勢の関係者の化学反応で新たな作品に創り上げられていくのは、とても楽しみで、作家冥利に尽きます」、佐藤監督は「映画でもない、ドラマでもない。激変するメディアの最前線で、全く新しい表現に挑みます。配信は2020年。お楽しみに」とそれぞれコメントを寄せた。

麻生羽呂コメント

実写化決定について

物心ついた頃から映画やドラマなどの映像作品が何より好きな表現媒体だったので、映像化は悲願でした!
ひとりの漫画家の頭の中だけで作った物語が、大勢の関係者の化学反応で新たな作品に創り上げられていくのは、とても楽しみで、作家冥利に尽きます。

佐藤監督による実写化について

佐藤監督の作品はいち観客として、とても楽しく観させていただいてました。
何度か打ち合わせでお会いする機会がありましたが、芯に宿る映像作品への情熱や、譲れないこだわりのようなものを感じ、この方にお任せして大丈夫だ!という安心感しかありません。
今日本で一番乗りに乗ってる監督!目一杯の信頼と期待を寄せて、完成が待ち遠しいです。

佐藤信介監督コメント

実写化への意気込み

ある日忽然と、東京から人が消えた。残された者たちの運命は……。誰も見たことのない世界で、予想もできない物語が展開される。
Netflixオリジナルシリーズとして語られるこの作品は、映画という時間の枠を越え、しかも映画級の質で描き切る、長大なシネマとも言えるものです。
映画でもない、ドラマでもない。激変するメディアの最前線で、全く新しい表現に挑みます。配信は2020年。お楽しみに。

「今際の国のアリス」を世界中のどんな人に観てほしいか。また世界配信に当たって意識すること。

前作「BLEACH」は、日本以外ではNetflixオリジナルとして、世界190カ国に独占配信され、Netflix上で英語以外の作品として、非常に成功しました。
世界中で、本当に多くの人々に見られ、支持され、今も見られ続けています。その反響によって、世界配信がどれほどの影響力を持っているのか、身をもって実感しています。
そこで、初めから世界配信を念頭に置き、制作することで、さらに強いインパクトを世界中の人々にもたらせるのではないかという考えから、この作品に取り組んでいます。
映画と同等かそれ以上の予算をかけ、最初から世界のマーケットを狙って作るという意味では、映像制作のこれからの形を模索する仕事になると思っています。

Netflixオリジナルシリーズ「今際(いまわ)の国のアリス」

2020年Netflixにて全世界独占配信予定

原作:麻生羽呂「今際の国のアリス」(小学館)
監督:佐藤信介
脚本:渡部辰城、倉光泰子、佐藤信介
企画・制作:ロボット