劇場版「青ブタ」興収2.5億円を突破!石川界人「ブガッティのシロンが買える」

劇場アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の大ヒット御礼舞台挨拶の様子。左から瀬戸麻沙美、石川界人、天津向。

劇場アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日6月28日に、東京・TOHOシネマズ上野にて開催され、梓川咲太役の石川界人、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美、MCとして天津向が登壇した。

6月15日に公開され、全国30館という公開規模ながら興行収入が2.5億円を突破した本作。瀬戸は「ここまでの額になってしまうと見当がつかなくて、すごいという気持ちだけになりますね」と、その金額に驚きを見せる。石川は「世界のスーパーカー、ブガッティのシロンが買えますね」と少しわかりづらい表現でそのすごさを伝え、笑いを誘っていた。

また石川からは、会場のファンに向けて「何回映画を観た?」という質問が投げかけられる。1回、2回、3回……と、鑑賞した回数を徐々に上げながら、観客に挙手を求めると中には10回以上劇場に足を運んだファンも。熱心なファンに対し、客席から大きな拍手が起きる。そんなファンに瀬戸は「皆さんすごい!」と笑顔を見せ、石川は「どうかしてんだよ!(笑)」と驚愕し、「立派な“青春ブタ野郎”」だと作品に絡め賞賛の言葉を贈った。

SNSでの反響に言及する場面では、ネタバレをしないように感想をつぶやくファンに石川が「最初の衝撃がすごかったんだっていうところを言わないでくれている。いいお客さんに恵まれたなとうれしくなりました」と感謝を述べる。瀬戸も「ネタバレをしないで、この作品の面白さをうまく伝えてくれている」とファンの気遣いを褒め称えた。

この日のイベントは上映後に行われたこともあり、具体的なシーンを挙げながらトークを展開。瀬戸はこの日のために選んだという注目ポイントとして本作でスポットのあたる翔子と、翔子が密かに思いを寄せる咲太の病室でのやり取りに言及する。「『クリスマス一緒に出かけたいです』って言うシーンの翔子が好き」だと言う瀬戸は、「小さな子が自分の病のことで悩んだりしている中で、好きな年上の人に勇気を持って言うっていうのが、水瀬さんの演技も相まって、とてもかわいらしい」と絶賛。石川も同様のシーンについて「その後に『みんな一緒に』って、ちょっとびびっちゃうところが、かわいいよね!」と翔子にデレデレの様子を見せ、MCの向から「“ブタ野郎”になってますよ」とつっこまれていた。

石川は翔子と麻衣のシーンを選出。翔子の好きなシーンでは「咲太が(病室に)来るときに点滴を打たれているところをすっと隠すところが、女の子っぽくて好き」だと話し、瀬戸も「女の子らしさが詰まっている」と同意する。さらに麻衣のかわいい場面として、冒頭のシーンでの包丁を持っている麻衣を挙げ、その理由を「『私は冷静よ』って言いながら、全然冷静じゃないのがかわいい」と説明し、MCの向も含め3人で盛り上がっていた。2人の途切れない話に向も「(ファンの方も)この後、全部居酒屋で話しますよ」と観客にも本作についてぜひ語らってほしいと伝えた。

またイベントでは、七夕が近いことから2人が願い事を発表することに。石川の「実現可能な範囲で」という提案のもと、2人とも「動画の編集技術」がほしいと話す。瀬戸は勢いでスマートフォンに装着する三脚を買ったことを告白。続けて「本当は魚を捌いているとことかを撮りたいんですけど、唯一撮った動画が、友達にもらった炊飯器を開封する動画」だと話し、延々と開封している様子を収めたという撮影の様子を伝え、観客を笑わせていた。

最後の挨拶でも、一度挨拶を終えた瀬戸が、石川の挨拶中に「言いたいことがもう1つあった」と割って入るなど、終始和やかな雰囲気で進行。石川は言葉を選びながら「まだ観たことない人にも……言葉を見つけるのが難しいんですけど“布教”をしていただければうれしいなと思います」と最後まで笑わせイベントを締めくくった。

劇場アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」

公開中

スタッフ

原作:鴨志田一(電撃文庫刊 「『青春ブタ野郎』シリーズ」)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:田村里美
音楽:fox capture plan
制作:CloverWorks
製作:青ブタ Project

キャスト

梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
牧之原翔子:水瀬いのり
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種崎敦美
豊浜のどか:内田真礼
梓川花楓:久保ユリカ

※種崎敦美の崎は立つ崎が正式表記。

(c)2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project