「刻の大地」連載再開へ、夜麻みゆきがクラウドファンディングを開始

夜麻みゆきのイラスト。

夜麻みゆきのクラウドファンディング企画「漫画『刻の大地』塔の戦い編完結プロジェクト」が、CAMPFIREにてスタートした。

「刻の大地」は異世界オッツ・キイムを舞台に、魔物と心を通わせる少年・十六夜と聖騎士カイ、ダークエルフのジェンドという3人の旅を描くファンタジー。1996年より少年ガンガンにて、2000年より月刊Gファンタジー(ともにエニックス・当時)にて連載されたが、未完のまま連載終了となった。

夜麻は「連載当時、私の漫画家としての生活はとても忙しく、過労がたたり3ヶ月間入院、漫画を描くことができない状態になってしまいました」と連載終了の経緯を説明。「当時から大きな時間を経て、気持ちも安定しつつある今なら続きを描けそうな気がしてきました」と述べ、「期待に添うことが出来るかわかりませんが、待ってくれている皆様の為に続きを描きたい」とプロジェクトを立ち上げたきっかけをコメントしている。

目標金額は800万円。集めた資金はマンガ制作の必要経費、作画アシスタント費用、製本やグッズ生産の費用に使われる。資金が集まればWebマンガサイトのメディバン、マンガ図書館Zにて作品を無料公開。2018年12月頃を目処に単行本化もされる予定だ。

プロジェクトは3000円から支援が可能。単行本とポストカード、複製色紙、水彩生原画をオーダーできる権利、大阪府内で夜麻みゆきと街歩きが楽しめる権利など、コースごとにさまざまなリターンが用意されている。