土田世紀「未成年」「雲出づるところ」愛蔵版に上條淳士、松本大洋、新井英樹

「愛蔵版 未成年」

土田世紀「未成年」「雲出づるところ」の愛蔵版が、6月18日に同時発売される。

同書は2012年4月に死去した土田の生誕50周年に併せて刊行されるもの。連載デビュー作となる「未成年」は東北の田舎町で日々を刹那的に、そして熱く生きる若者の心情を描いた物語で、一方の「雲出づるところ」は粗暴だが心根の優しい主人公の十一と、他者に心を開けない出水の運命を描いた作品だ。「愛蔵版 未成年」には上條淳士松本大洋によるトリビュートイラストとコメント、「愛蔵版 雲出づるところ」には新井英樹によるトリビュートイラストがそれぞれ収録される。最新のデジタル技術により鮮明に生まれ変わった2作品を手にとってみては。

なお2冊の刊行を記念した原画展「土田世紀飛びこむ原画展」が、明日6月15日から30日まで、東京・TOBICHI東京にて開催。会場では愛蔵版の先行販売が行われるほか、ここでしか手に入らない購入特典が用意される。