「映画クレヨンしんちゃん」しんちゃんと“お尻合い”のあいみょんが主題歌披露

左から野原しんのすけ、あいみょん。

「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」の公開直前イベント「春の日」が本日4月10日に東京都内で開催され、野原しんのすけと主題歌を務めるあいみょんが登壇した。

4月19日に公開される本作は、新婚旅行をしていなかったひろしとみさえがしんのすけとひまわりを連れ、オーストラリア旅行に出かけたことから展開される物語。「クレヨンしんちゃん」の熱烈なファンであるあいみょんは、作品への愛をたっぷりと詰め込んだ主題歌「ハルノヒ」を歌唱するほか、本人役として映画にも登場する。

「ハルノヒ」を歌いながらステージに登場したしんちゃんは、自己紹介を済ませると「オラ何しに来たんだっけ?」とMCの堂真理子アナウンサーに投げかけた。堂アナウンサーから「素敵なゲストが来てくれるんじゃなかったっけ?」と助言をもらい、あいみょんを舞台袖から連れて来る。大好きな「クレヨンしんちゃん」シリーズの主題歌のオファーが来たときの心境について、あいみょんは「びっくりしました。私の家族はしんちゃんが大好きなので喜ぶなあと思いましたね。しんちゃんの作品の一員になれるのはすごく楽しみで、うれしくて、ワクワクしました」と語った。

一足先に「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」を鑑賞したというあいみょんは、映画のしんちゃんについて「いいお兄ちゃんやなと思いました」と絶賛。また本編に本人役で登場していることについては「こんな日が来るなんて思っていなかったので、これは早くファンの皆さんにも、家族にも観ていただきたいです。見逃さないでいただきたい」と語った。

またひろしとみさえのプロポーズを題材にした「ハルノヒ」をどんな思いで作ったのかと聞かれたあいみょんは「家族の愛がテーマだと言われたんです。新婚旅行と聞いて、自然と野原一家の始まりの歌を作りたいと思って。意外と知られていないであろうしんちゃんのお父さんとお母さんのプロポーズの歌を作ろうと思いました」と制作の裏側を語る。また「ハルノヒ」というタイトルは、野原一家が暮らす埼玉県・春日部というワードからインスピレーションを受けて決まったと明かすと、しんちゃんも「そんなところに春が隠れていたとは!」と驚いていた。

さらにしんちゃんから「オラ、聞いたゾ! あいみょんちゃんはオラのことずっと好きだったって聞いたけど……どんなところが好き? どんな人がタイプ? やっぱりオラがタイプ?」と聞かれたあいみょんは「大好きです! でも一方的にガーッと来る男性は怖いですね……」と怯えた様子を見せる。するとしんちゃんは「オラ、奥ゆかしいところもあるからこれからもよろしく頼むゾ!」とあいみょんに猛烈にアピールする。また今回の映画主題歌が決まった際、母親から送られてきた子供の頃の写真にしんちゃん柄の座椅子と一緒に写っていたことをあいみょんが明かすと、しんちゃんは「オラたち、そんな頃から“お尻合い”だったんだね!」と感激し、あいみょんも「そうですね。座椅子だからお尻とお尻でつながってた!」とうれしそうに答えていた。

その後、あいみょんはしんちゃんの前でアコースティックギターの弾き語りで「ハルノヒ」を歌唱。そのお礼にと、しんちゃんはマリーゴールドの花束をあいみょんにプレゼントする。またしんちゃん直筆の手紙もあいみょんに贈られた。最後、あいみょんが「今回のしんちゃんの映画は、特にお母さん、油断しないように観ていただきたいです。家族の愛のお話なんですけど、特に夫婦の愛の話かなと思っておりまして。こんなに素敵な映画に携われたことは私の一生の宝物です。私の宝物を共有できることはすごく幸せなことだと思っています」と語り、イベントを締めくくった。

「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」

2019年4月19日(金)公開

スタッフ・キャスト

原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:橋本昌和
脚本:うえのきみこ、水野宗徳
製作:シンエイ動画・テレビ朝日・ADK・双葉社
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、大塚芳忠、銀河万丈、大塚明夫、渡辺久美子、島崎信長、悠木碧、木南晴夏、小島よしお、ぺこ、りゅうちぇる

※島崎信長の崎は立つ崎が正式表記。

(c)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019