劇場版「コナン」山崎育三郎&河北麻友子が流暢な英語披露、青山剛昌から色紙進呈

アフレコに挑戦する山崎育三郎(左)と河北麻友子(右)。

青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」の公開アフレコイベントが、本日3月14日に東京都内のスタジオで開催。ゲスト声優の山崎育三郎と河北麻友子が登壇した。

海外・シンガポールを舞台とした「名探偵コナン 紺青の拳」にて、コナンと敵対する重要なキャラクターを演じる2人。犯罪行動心理学者のレオン・ロー役を務める山崎は「『コナン』は小学生のときに観ていたアニメの1つで、今日本で最も注目されている作品。プレッシャーはあるんですがとにかく光栄でした」とオファーを受けた際を振り返る。2人が出演するパートの大部分は英語のセリフということで、「英語でお芝居をしたことがなかったのでプレッシャーだった」と吐露する山崎。一方、アメリカ出身であり、本作ではレオンの美人秘書であるレイチェル・チェオング役を演じる河北は「英語は自信があったんですが、日本語のほうが不安だった」と明かした。

公開アフレコでは、レオンとレイチェルが英語で会話する姿や、レイチェルが毛利小五郎とバーで会うシーン、レオンが怪盗キッドと対峙する場面を収録。真剣な表情でアフレコに挑んだ2人は揃って流暢な英語を披露した。アフレコを終え、山崎は「始めは緊張があったんですが、途中からは自分がその世界で生きているような気持ちになって楽しめました」、河北は「すごくうれしかったです。不安はあったんですが、絵ができあがるとぜんぜん違うなと。すごく助けられました」とそれぞれ感想を述べた。

ここでイベントに同席していたコナンから、「僕の映画におふたりがゲスト出演してくださったことへのお礼に」と、劇中にも登場するマーライオンをイメージしたケーキが贈られる。「劇中では僕はおふたりと敵対する関係なんですけど、おふたりのアフレコがとってもカッコよかったので、プレゼントです!」と元気に語るコナンに対し、2人は「ありがとうございます!」とお礼しながらも「これマーライオンですか?」「マーライオンって(口から水が)吹き出てるのが印象的なので……」「マーライオンというよりシーサーですね」と正直な感想を口にし、現場の笑いを誘う。さらにコナンは青山から預かってきたと、それぞれのキャラクターが描き下ろされた色紙を2人に進呈。これには2人とも「すごい……!」「うれしいです……! ありがとうございます!」と感激した様子で、山崎は「マーライオンよりもうれしいです」とここでも素直な感想を述べた。

イベントの最後に、河北は「初の海外が舞台ということで新しい『コナン』はもちろん、今までの『コナン』も楽しめるのではないかなと思います」と挨拶。山崎は「最も壮大でゴージャスなストーリーになっております。僕自身も初めての英語の演技で全力を尽くしました! ぜひ劇場でご覧ください」とファンへメッセージを贈った。「名探偵コナン 紺青の拳」は4月12日に全国公開。

(c)2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会