盲目、高慢の美女に身を捧げる谷崎文学をマンガ化「ホーキーベカコン」1・2巻

「ホーキーベカコン」1巻帯付き

笹倉綾人「ホーキーベカコン」の1・2巻が、本日3月6日に同時発売された。1巻帯には「文豪ストレイドッグス」の朝霧カフカ、2巻帯には「有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。」のドリヤス工場が推薦文を寄せている。

電撃G’sコミック(KADOKAWA)で連載中の「ホーキーベカコン」は、谷崎潤一郎の小説「春琴抄」をモチーフに描かれる物語。裕福な商家の娘に生まれ、天性の舞の才と美貌を持ち合わせた少女・鵙屋琴は病気で両眼の視力を失ってしまう。舞を諦めた彼女は音曲の道でも名を馳せるようになり、盲目の琴を長年支えてきた付き人・佐助を弟子に迎えた。高慢な琴は彼が拙い演奏をすれば容赦なく暴力をふるい、佐助は毎日のように血と涙を流しながらも彼女に献身する。妖しい魅力を放つ女と、彼女に魅せられた男の関係を耽美に描き出す。

(c)AYATO SASAKURA 2019