「コードギアス」動員50万人突破!福山潤「次は馴染み深い“100万人”へ」

「コードギアス 復活のルルーシュ」大ヒット御礼舞台挨拶の様子。

完全新作となる劇場アニメ「コードギアス 復活のルルーシュ」の大ヒット御礼舞台挨拶が、本日3月2日に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された。

「コードギアス 復活のルルーシュ」は、2017年10月から2018年5月にかけて上映された「コードギアス 反逆のルルーシュ」劇場総集編3部作のその後を描いた物語。大ヒット御礼として行われた今回の舞台挨拶にはルルーシュ役の福山潤、スザク役の櫻井孝宏、C.C.役のゆかな、カレン役の小清水亜美、シャリオ役の村瀬歩に加え、監督の谷口悟朗が登壇した。

舞台挨拶の冒頭、「復活のルルーシュ」の動員が50万人を突破したことが明かされた。これを受けて登壇者は劇場に足を運んだファンへの感謝を口々に述べる。特に村瀬は学生時代から大好きだった作品に新キャラクターの役者として関わることになり、当初は不安もあったことを回想しつつ、多くのファンに受け入れてもらったことに感慨深げ。小清水もほかのメンバーと同様に謝意を示しながら、「劇場総集編3部作を録っていた辺りで『何かの機会に着るかもしれない』と買っていた(カレンのイメージカラーである)赤い服を、今日着られた」と喜び、祝福の拍手を浴びていた。

劇中で印象的なシーンに話が及ぶと、村瀬はシャリオの姉・シャムナにとってのラストシーン、櫻井は咲世子と玉城の2人の活躍が目立ったことを挙げる。小清水がC.C.とカレンの別れのシーンについて「(C.C.のことが)やっぱ好きやねん(と気付いた)。もうちょっと一緒にいたかった」と切り出すと、ゆかなもそれに同調。カレンのセリフではあるものの小清水の感情も少し含まれていたと評しながら、「(TVシリーズから)12年間のいろんなものが乗っかっていた」と振り返った。

また谷口監督からは2、3回目以降の鑑賞における注目ポイントとして、エンディングテロップに名前があり、「装甲騎兵ボトムズ」などの監督としても知られる高橋良輔が原画として関わった2つのシーンが明かされた。1つは冒頭のカフェでのパーティーシーンで玉城に話しかけようとする藤堂が持つ日本酒のラベル。もう1つはエンディング間際で玉城が飲んでいるジルクスタンのお酒のラベル。そうした細かな部分のデザインを、谷口にとって監督としての師匠である高橋が行ったというエピソードに、登壇者もファンも驚いていた。さらに谷口監督は、冒頭でC.C.が手にしている古い神聖ブリタニア帝国の紙幣の裏面には、劇中では見られないものの、ルルーシュの義理の兄であるオデュッセウスの顔が描かれているという密かな設定を披露する。

フォトセッション後、登壇者は改めて感謝の挨拶を続けていった。その最後を務めた福山は「50万人は当初想定していなかった数字」としながら、「『コードギアス』にとって100万という言葉は馴染み深い」と「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」第8話「百万 の キセキ」内のエピソードを匂わせる。そして「100万人の(ジルクスタンの挨拶の)『ナム・ジャラ・ラタック』、見たくありませんか?」と客席に問いかけ、さらなる応援を求めていた。

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