第23回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補が決定、今年は11作品を選出

手塚治虫文化賞のロゴ。

朝日新聞社が主催する、第23回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補作品が発表された。

このたび候補作として選出されたのは、山田参助「あれよ星屑」、吉田秋生「海街diary」、篠原健太「彼方のアストラ」、柏木ハルコ「健康で文化的な最低限度の生活」、牧野あおい「さよならミニスカート」、有間しのぶ「その女、ジルバ」、はるな檸檬「ダルちゃん」、コナリミサト「凪のお暇」、草水敏原作による恵三朗「フラジャイル」、羅川真里茂「ましろのおと」、白井カイウ原作、出水ぽすか作画「約束のネバーランド」の計11作品。候補作は8人の社外選考委員による投票と、書店員およびマンガ関係者による推薦によって選ばれており、「海街diary」が関係者推薦の1位を獲得している。結果は4月下旬に朝日新聞紙面と朝日新聞デジタルにて発表され、6月6日に東京・浜離宮朝日ホールにて贈呈式が行われる予定だ。

手塚治虫文化賞は、手塚治虫の志を継ぎマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設したもの。第22回ではマンガ大賞を野田サトル「ゴールデンカムイ」、新生賞を板垣巴留「BEASTARS」、短編賞を矢部太郎「大家さんと僕」、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞をちばてつやが受賞した。