宮崎駿「最貧前線」が内野聖陽主演で舞台化、戦争末期の漁師と兵士を描く物語

「最貧前線」ビジュアル(c)Studio Ghibli

宮崎駿のオリジナル作品「最貧前線」の舞台化が決定した。内野聖陽主演で、2019年8月末より茨城・水戸芸術館 ACM劇場、東京・世田谷パブリックシアターほか6カ所にて上演される。

「最貧前線」は、宮崎が模型雑誌・月刊モデルグラフィックス(大日本絵画)に1980年代から90年代に不定期連載した「宮崎駿の雑想ノート」で描かれたエピソード。太平洋戦争末期の日本を舞台に、来襲するアメリカ軍の動静を探るため、漁船を特設監視艇として太平洋に送り出されることになった乗組員の漁師と海軍の兵士たちを描く物語だ。

主演を務める内野は、過酷な海の最前線に放り込まれ、エリート軍人たちと対立しつつも、仲間の漁師たちを家族の待つ母港に帰そうと懸命に努力する漁船・吉祥丸の船長を演じる。脚本は井上桂、演出は一色隆司が担当。そのほかのキャスト・スタッフ、公演の詳細は続報を待とう。

水戸芸術館開館30周年記念事業「宮崎駿の雑想ノート」より「最貧前線」

日程:2019年8月末~10月
会場:水戸芸術館ACM劇場、世田谷パブリックシアターほか6カ所

原作:宮崎駿「最貧前線」(宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画刊)より)
脚本:井上桂
演出:一色隆司
主演:内野聖陽
原作掲載:月刊モデルグラフィックス
協力:スタジオジブリ