「ペルソナ5」パーティは終始ハイテンション、福山潤・宮野真守が踊りだす

後列左から大谷育江、ハライチの岩井勇気、杉田智和、佐藤利奈、悠木碧、戸松遥、Lyn、保志総一朗。前列左から宮野真守、福山潤、水樹奈々。

TVアニメ「PERSONA5 the Animation」のイベント「Masquerade Party」が、本日11月25日に東京・オリンパスホール八王子にて開催された。コミックナタリーでは昼公演の様子をレポートする。

今年の4月から9月に渡って放送されたTVアニメ「PERSONA5 the Animation」。全国の映画館にてライブビューイングも実施された本イベントには、蓮役の福山潤、坂本竜司役の宮野真守、高巻杏役の水樹奈々、モルガナ役の大谷育江、喜多川祐介役の杉田智和、新島真役の佐藤利奈、佐倉双葉役の悠木碧、奥村春役の戸松遥、明智吾郎役の保志総一朗、オープニング・エンディング主題歌を担当したLyn、MCとしてハライチの岩井勇気が出演した。

パーティの名を冠したイベントにふさわしく、クラシック調の音楽をバックにキャスト陣が優雅なポーズを決めながら登場すると、そのたびに会場から大きな拍手が。全員がステージに揃った後の挨拶ではトップバッターの福山が「紳士淑女」というワードを一声目から噛み、客席が早速笑いに包まれる。保志は自身の演じる明智にならい「今日はクールに」と話し始めるも、すぐさまお馴染みの挨拶「ぱっぴー」をテンション高めに披露し、大きな歓声と観客からの挨拶が会場にこだました。

続く朗読劇は保志演じる明智の語りからスタート。イベントタイトルである「Masquerade Party」に絡め、事件解決のために渋谷のクラブで開かれている“仮面舞踏会”に潜入するというストーリーがキャスト陣の巧みな語りで展開される。怪しまれないように、クラブのノリに馴染もうとするキャラクターたちを演じる場面では、福山らがそれぞれオリジナルの踊りを披露。佐藤は正拳突き、宮野と戸松はステージを広く使いマイケル・ジャクソンの「スリラー」を思わせるようなダンスを2人で踊り観客からは大きな笑いが起こった。

朗読劇にはMCの岩井も “仮面舞踏会”を主催する悪者役で参加。星型のレンズをしたメガネに首からヘッドホンをかけ、ハイテンションで役を演じる岩井の姿がスクリーンに映されると大きな盛り上がりを見せる。アニメにも登場したゴシップ記者の大宅一子が酔っ払ってクラブの奥の部屋に連れて行かれてしまうという場面まで物語が進むと朗読劇は一度終了し、ゲームコーナーが始まる。

「ゲームが成功か失敗によって朗読劇のストーリーが変わる」と説明されたゲームコーナーでは、MCから出されるヒントを元にキャスト陣が1人1文字答えを発表し、9文字の単語を完成させるというミッションに挑戦する。「コンパクトディスク」が正解の1問目では、最初の解答者である福山が「シ」と答える。ほかのキャストのリアクションを見た福山が「コ」と書き換えたことで問題には正解したが、「カラス除けにも使用する」とヒントが出ていたにも関わらず「CDプレイヤー」だと思っていたという福山にキャスト陣の突っ込みが殺到した。続く問題も、大谷が文字ではなく絵を描いたり、福山と宮野がシンキングタイムの音楽に合わせ踊りだすなど終始自由な雰囲気で行われ、最終的に4問中3問正解という結果で見事ミッションを成功に導いた。

この結果を受けて始まった朗読劇の続きでは佐藤が、ゲームコーナーの不正解の際にできた解答「れずとしし☆うほう」をアドリブで盛り込み会場を沸かせる。大宅を救出した怪盗団により、メメントスにて岩井演じる“仮面舞踏会”の主催者が倒される場面は、ステージ後方のスクリーンに映されたアニメーションとキャストの渾身の演技によって大迫力のシーンに。最後は「ペルソナ5」らしいクールな雰囲気の中、明智の語りで締められた。

イベントの終盤にはLynによる生ライブも実施。オープニングテーマ「BREAK IN TO BREAK OUT」、エンディングテーマ「INFINITY」の2曲を歌唱すると、会場内はペンライトで赤く染まった。ライブが終了すると、前方のスクリーンには既に放送が告知されている年末特番の映像が流され、最後に放送日が12月30日に決定したことが明かされる。続けて特番のビジュアルを解禁、さらにアニメの原画集が発売されることが告知されると大きな歓声が上がった。

最後の挨拶では、朗読劇に初参加だったという岩井が福山から感想を聞かれる場面も。杉田や悠木がイベントの感想や、自身の演じるキャラクターについて話し観客を笑わせると、水樹もアフレコの雰囲気そのままでチームワークの良さが出たイベントだったと振り返る。ライブビューイング会場の観客も巻き込んで大谷発案の「Masquerade Party」「ウェーイ」というコールアンドレスポンスも行われ、最後まで興奮さめやらぬ雰囲気のイベントはパーティらしくクラッカーが鳴り響き、カラフルなテープが降り注ぐ中、幕を閉じた。

(c)ATLUS (c)SEGA/PERSONA5 the Animation Project