「この世界の片隅に」展、すずさんの暮らしが見られる北條家の再現コーナーなど

「映画『この世界の片隅に』~すずさんのおうち展」ポスター

こうの史代原作によるアニメ「この世界の片隅に」の展示企画「映画『この世界の片隅に』~すずさんのおうち展」が、東京・昭和のくらし博物館にて明日11月2日から2019年5月6日にかけて開催される。

「映画『この世界の片隅に』~すずさんのおうち展」では、複製原画46点、浦谷千恵監督補による描き下ろし水彩画12点、作品の参考となったスケッチ24枚ほか、監督が映画のために集めた資料コレクションなどを紹介。また映画に登場する北條家の一部を再現したコーナーもあり、茶の間、台所、土間、主人公・すずがお座敷で裁縫をしていた風景などを見ることができる。モンペ、ワンピースなど登場人物が着ていた衣装をイメージした展示も用意。オリジナルイラストの手ぬぐい、絵はがき、一筆箋など本展を記念したコラボグッズの販売も行う。なお同館では2017年に高野文子が原画展を行っており、高野は本展にも展示制作で協力をしている。

11月23日・24日には施設の庭を使って、井戸の水汲み、天秤棒かつぎ、モンペ・割烹着・海苔干し職人姿の試着、風呂敷包みかつぎ、洗濯板での洗濯といった「すずさんの時代のくらし」を体験できる企画も実施。12月24日には大田区民プラザにて、片渕須直監督、浦谷監督補、昭和のくらし博物館の小泉和子館長によるトーク、および片渕監督のサイン会が開催される。定員は200名で、参加者は抽選にて決定。予約は明日11月2日から23日17時にかけて、メール・FAX・ハガキにて同館が受け付ける。そのほかにもワークショップ企画を多数展開。詳細は昭和のくらし博物館公式サイトの告知ページにて確認を。

映画「この世界の片隅に」~すずさんのおうち展

期間:2018年11月2日(金)~2019年5月6日(月)※月~木曜休館、金・土・日・祝日のみ開館
会場:昭和のくらし博物館

(c)こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会