映画「響」平手友梨奈の響はカッコよくかわいい、柳本光晴が「最高の映画」と絶賛

「響 -HIBIKI-」初日舞台挨拶の様子。

柳本光晴原作による実写映画「響 -HIBIKI-」の初日舞台挨拶が、本日9月14日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催。鮎喰響役の平手友梨奈(欅坂46)、花井ふみ役の北川景子、祖父江凛夏役のアヤカ・ウィルソン、神田正則役の高嶋政伸、鬼島仁役の北村有起哉、椿涼太郎役の板垣瑞生(M!LK)、月川翔監督が登壇した。

公開初日を迎え、月川監督は「ネットで感想を拝見していると、熱烈に指示してくださってる方もいれば、拒絶反応を起こしてしまった方もいて。きっとこういう反応だろうなと思っていたのですが、でも楽しんでくださる方がいてよかったと思います」と率直な感想を述べる。主演を務めた平手は「まだ実感がなくて。変な感じです」と素直な気持ちを明かした。

イベントでは、映画のタイトルにかけて「最近響いたこと」をフリップで紹介するコーナーを展開。「マネージャー」と書いた平手は「私のマネージャーが『響 -HIBIKI-』を大好きすぎて。今日も1回目の回を観に行って、今日で4回泣いてました。うれしいですけど、突然泣くのでびっくりしちゃって『え……』って思うんですけど(笑)」とエピソードを披露した。

「Turn the corner」と書いたアヤカは、平手友梨奈が歌う同作の主題歌「角を曲がる」について、「エンドロールで流れた彼女の歌声にゾクゾクっと鳥肌が立って。ストレートに言葉と声が響きました」と語る。その流れで月川監督は「主題歌をつけるかどうかも悩んでいて。サントラのまま最後までいってもいいかと思っていたんですが、もう少し上を目指したいと思って平手さんにも相談して、『もし聴いてみてよくなかったら遠慮なくなしにしてください』という選択肢の余地も残してくれたうえで歌ってくれて、楽曲が120点まで届いたという感覚があったのでエンドロールに入れました」と説明した。

また舞台挨拶では、原作者である柳本からの手紙が読み上げられる。「映画はもちろん原作と違う部分も多々ありますが、根底である“響を見せたい”というコンセプトは変わっていないと感じました」と綴り、「平手さんが演じる響は本当にただただカッコよく、かわいかった。無自覚な才能というものが、周りの人間にとってこんなにも辛辣な狂気になるのか。自分に正直に生きるということは、こんなにもカッコいいのか。そして何より、響ちゃんという女の子のかわいさ。本当にかわいかったです。響の持つ才能という残酷さだけではなく、女の子としてのかわいさまで理解してくれて、平手さんの響は本当に響でした。最高の映画だと思います。平手さん、本当にありがとうございました」と平手へメッセージを寄せた。

舞台挨拶では北川が涙ぐむ場面も。「平手さんは初日からスパークして輝いていて、『あ、響がいる』と思ったんです。私は早くそれを皆さんにお見せしたいと思ったからうれしいです」と口にしながら、「ずっと見守ってきたから感極まっちゃいました」と涙を見せながら平手への思いを語った。

最後に平手は、一歩前に出てキャストと監督のほうを向きおじぎをすると、「本当にすごくいい出会いをさせていただいたなと思っています。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを示す。そして「この映画を観て響の生きざまが一番に届いたらいいなと思ってます」と挨拶しイベントは幕を閉じた。

映画「響 -HIBIKI-」は全国にて公開中。

(c)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (c)柳本光晴/小学館