ドラマ「文学処女」セクシーな男演じる城田優「乾いた雑巾を絞る感じ」と苦労

左から森川葵、城田優。

中野まや花原作によるテレビドラマ「文学処女」の制作発表会が、本日8月29日に東京のザ・ガーデンルームにて開催された。

イベントには月白鹿子役の森川葵、加賀屋朔役の城田優、望月千広役の中尾暢樹、有明光稀役の泉里香、三島皓役の河原雅彦、監督のスミスに加え、主題歌「君の名前」を手がけたSonar Pocketのko-daiと、オープニングテーマ「ロングハローグッバイ」を提供したSpecial Favorite MusicのYusuke Kumeが出席。文芸編集部で働く恋を知らない女性を演じる森川は「普段は奇抜な役が多いんですが、今回は26歳で恋を経験したことがないという純粋でまっすぐな女の子を演じました」と役を説明し、原作について「初めて読んだときに胸がキュッと、女性ならわかると思うんですが疼くような感覚がありました」と述べる。また恋ができない人気小説家という役どころの城田は「僕自身はセクシー要素がないんですが、加賀屋を演じるにあたり、乾いた雑巾を絞る感じで……(笑)。序盤はミステリアスな男なので、人間味を出していくのに試行錯誤しましたね」と苦労をこぼした。

本作の見どころでもある、鹿子、加賀屋、望月の三角関係。中尾は「マンガを読んでみたら、望月に共感できる部分がすごいあったので、素直にそのまま演じようと思いました」と話す。加賀屋派か望月派かを問われると、「加賀屋はギャップがあってカッコいいとは思うんですけど、現実にいたら望月のほうがカッコいいかなー?」と城田を見ながらニヤニヤする。城田は「ごめん、全然聞いてなかった」ととぼけてみせ、役柄を語る中尾に「女々しい男なんですよ!」と反撃した。

ここからは「文学処女」というタイトルにちなみ、キャスト陣がそれぞれ好きな本を挙げるコーナーに。まずトップバッターの泉が「やっぱり『文学処女』じゃないですか?」と言うと、周りから「取られたー!」という声が上がる。次の中尾も「僕は『文学処女』という作品がすごい好きで。いろんな恋愛マンガがある中でもすごい攻めてると思います」とコメントし、会場の笑いを誘う。自分の番が回ってきた森川は「普通に言いますね……?(笑)」と前置きしながら、「南海キャンディーズの山里亮太さんが書かれた『天才はあきらめた』という本です。さすが芸人さんなので文章がすごい面白いんです」と紹介。城田は「一番好きなのは『ドラゴンボール』」と述べた。

イベントでは森川と城田の身長差が原作に近いという話の流れで、2人が並んで立つ場面も。最後に森川は「キュンキュンよりももっとレベルの上がったドキドキやギュッてなる感じが、このドラマに詰まってます」と、城田は「物語が進んで行くと加賀屋の思いや秘めているものが明らかになっていきますので、ぜひ最後まで物語の行方を楽しんでください」と呼びかけた。また「全員色気がある人でバッチリです」とキャスティングに自信をのぞかせるスミスは、「鹿子の妄想シーンに力を入れておりますんで、そこを観ていただきたい」とアピールした。

ドラマ「文学処女」はMBSでは9月9日24時50分より、TBSでは9月11日25時29分よりスタート。原作マンガはLINEマンガにて連載されており、単行本は3巻まで発売中だ。最新4巻は9月1日に発売される。

ドラマイズム「文学処女」

MBS:2018年9月9日(日)スタート 毎週日曜24:50~
TBS:2018年9月11日(火)スタート 毎週火曜25:28~

(c)「文学処女」製作委員会・MBS