「未来のミライ」細田守が子供連れ鑑賞を推奨、実践した麻生久美子は“オニババ”に

映画「未来のミライ」初日舞台挨拶の様子。左から細田守、黒木華、上白石萌歌、星野源、麻生久美子。

細田守監督による劇場アニメ「未来のミライ」の初日舞台挨拶が、本日7月20日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催された。

イベントには主人公・くんちゃん役の上白石萌歌、くんちゃんの妹・ミライちゃん役の黒木華、ミライちゃんの父親役を務める星野源、母親役を演じる麻生久美子、細田守監督が揃って浴衣姿で登壇。星野が「美女に囲まれてうれしいです。でもなぜか監督が一番かわいい!」と言って観客に同意を求めると、客席からは大きな拍手が送られる。細田は「恐縮です」と照れ笑いしながら、「3年間作ってきて、ようやく皆さんに観てもらえる夏が来ました」と述べた。

初日を迎えるまでドキドキだったという上白石は、映画を観終わったばかりの観客の顔を見て「ちゃんと届いたかなと思えてうれしいです」とコメント。黒木も「ニコニコしてます……よね?」と遠慮がちに客席に尋ねる。麻生は「お子さんも結構いらしてくれてすごくうれしいです」と会場を見渡し、「うちの娘が試写で映画を観させていただいたんですけど、ゲラゲラと大笑いして楽しんでくれて。一緒に来てくれた娘の友達には最近、私が幼稚園に迎えに行くと『オニババだ!』って言われるんですよ(笑)。まだ映画が公開してなかったので、周りには『なんでオニババなんだろう?』って思われたかなと」と話す。細田は「映画館って小さい子を連れて行きにくい雰囲気があるけど、この映画は小さい子にとっての映画でもありますので遠慮なく子供を連れてきてくれれば」と呼びかけた。

最後に上白石からは、「監督の絵のタッチから愛を受け取っていただきたいです」と締めの挨拶が。細田は「この映画が皆さんと出会えて光栄だなと思います。これからもどうぞよろしくお願いします」とアピールし、イベントは幕を閉じた。

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