「劇場版ポケモン」客席からの「サトシの声に似てる」に松本梨香「本物だよ!」

「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」公開記念舞台挨拶の様子。前列左からピカチュウ、濱田岳、川栄李奈、松本梨香、野沢雅子、ゼラオラ。後列左から矢嶋哲生監督、大倉孝二、中川翔子、山寺宏一。

「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の公開記念舞台挨拶が、本日7月14日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催された。

テレビアニメ「ポケットモンスター」の劇場版シリーズ第21弾となる本作では、伝説のポケモン・ルギアにまつわる言い伝えが残る街・フウラシティを舞台に物語を展開。イベントにはサトシ役の松本梨香、監督を務めた矢嶋哲生のほか、ポケモン初心者の女子高生リサ役・川栄李奈、気弱なポケモン研究家・トリト役の濱田岳、嘘がやめられないホラ吹き男・カガチ役の大倉孝二、ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん・ヒスイ役の野沢雅子、リサの弟・リク役の中川翔子、市長・オリバーと幻のポケモン・ゼラオラ役を兼ねる山寺宏一のゲスト声優6名が登壇した。

序盤の挨拶で松本が「ポケモン!」とコールすると、キャスト陣と観客からは「ゲットだぜ!」とレスポンスが起こる。すると客席からは「(サトシに)似てる!」という声が。キャスト陣から笑いが起こる中、松本は「似てるじゃないよ(笑)。本物ですから! 20周年のときに子供たちが『上手い』って言ってくれるようになったので、似てるじゃなくて、『上手い』と言ってください(笑)」と呼びかけた。

その後話題は、映画の最後に流れた来年上映される「劇場版ポケットモンスター」の新作「ミュウツーの逆襲 Evolution」の予告映像の話題に。21年連続で「ポケモン」の映画に出演している山寺に対し、松本が「何か聞いてる?」と尋ねるも、山寺は「聞いてないです」と驚いている様子。「劇場版ポケットモンスター」の第1作目である「ミュウツーの逆襲」との関連も匂わされる同作について、山寺は「『Evolution』って書いてあったね、進化……。どういうことなんでしょう(笑)」と語った。

またキャスト陣は、サトシの決めゼリフ「ポケモンゲットだぜ!」にちなみ「この夏ゲットしたいもの・こと」をモンスターボールを掲げながら発表。一番手の松本は「みんなの笑顔ゲットだぜ!」と叫び、「サブタイトルが『みんなの物語』ですので、この作品を観た人が笑顔になってくれればうれしい」とその意図を説明する。「本物のサトシのあとはやりづらいですね」と躊躇するも、川栄は「思い出ゲットだぜ!」と語り、「夏休みなので、皆さんにもバーベキューしたり、プールに行ったり思い出をたくさん作ってほしい。私は今日ここに立てたことが最高の思い出なので胸にしまってお仕事がんばります!」と呼びかけた。

最近トレーニングジムに通い始めたという濱田は「メリハリボディゲットだぜ」、車のエアコンが壊れてしまったという大倉は「車のエアコン修理をゲットだぜ!」、休みがほしいという野沢は「大型夏休みゲットだぜ!」と宣言する。青春をゲットしたいという中川は、7月13日が公開初日だった本作を友人10人ほどで鑑賞するなど、これまでの人生で一番青春していると断言し、「失われたものを取り戻そうと、これまでで一番生きる活力に満ちています」とコメント。五十肩で苦しんでいるという山寺は、「肩関節の柔軟性」をゲットしたうえで、腕が回らずにできなくなってしまったというクロールができるようになりたいと願った。そして矢嶋監督が「映画のキャラクターは、ポケモンの存在によって一歩踏み出すことができます。この夏は皆さんも周りにいる家族や友達など、自分を勇気付けてくれる存在を探してもらえたら」とメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

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