「祖母の髪を切った日」介護の苦しみと、子供時代の温かな記憶巡るエッセイ

「祖母の髪を切った日」

しかばね先生がKADOKAWAのWebマンガサイト・ヤングエースUPで連載していた「祖母の髪を切った日」の単行本が、本日7月4日に発売された。

「祖母の髪を切った日」は、しかばね先生が認知症の祖母を介護した体験を題材とするエッセイ作品。母親がいなくなり、父親も家に寄りつかず、祖母と2人暮らしをしていたしかばね先生は貧乏が原因で周囲からバカにされる苦労多き子供時代を送っていた。つらいことがあっても大好きなおばあちゃんを悲しませたくないという一心で耐え忍んできたが、大人になるにつれ仕事や恋人との時間を優先するようになり、家に帰らなくなる主人公。介護の重圧と大切な思い出の間で揺れ動く心を赤裸々に描く。