コナン完成披露、古谷徹が青山剛昌に「赤井のほうが好きなの?」と嫉妬

劇場アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」の完成披露の様子。上段左から小山力也、山崎和佳奈、高山みなみ、古谷徹。下段左から青山剛昌、上戸彩、コナン、博多大吉。

青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」の完成披露試写会と舞台挨拶が、本日4月3日に東京・東京国際フォーラムにて開催された。

会場では開演3分前からカウントダウンのタイマー映像を映写。タイマーがゼロになるとともにキャラクターのシルエットが映し出され、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、安室透役の古谷徹、橘境子役の上戸彩、羽場二三一役の博多大吉が登壇し、舞台挨拶がスタートした。

高山は「江戸川コナン、探偵さ」とコナンの声で挨拶し、「新しい劇場版コナンの魅力をたっぷりお届けできる作品になりました。ちょっと難しい部分もあると思うんですけど、隅から隅まで楽しんでいただければと思います」と観客の期待を煽る。本作のキーキャラクターとなる安室を演じる古谷は「僕には命をかけて守らなければならない“コウシュウ”がある」と安室の声で宣言。“コウシュウ”という言葉について古谷は、「“コウシュウ”と言っても口臭のことではなくて“興収”です。昨年『名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのらぶれたー)』が、2017年の邦画興行収入ランキング第1位という記録を打ち立てました。その記録を維持、いや凌駕しなければならない使命があるんです。ぜひともコナンファンの皆さんのお力をお借りしたいと思っています」と語った。

また古谷は本作での安室について、「『大人の色気としたたかさを出す』というのが自分の中でのテーマでした。ただ自分が女性ではないから、女性が男性のどこに大人の色気を感じるのかわからず難しかったですね。皆さん観ていただいて、安室の沼にハマっていただければ」と観客に説明。続いて「色気」というワードについて小山が「(僕は)どうしても色気が出てしまう」とおどけると、山崎が「色気じゃなくでヨダレでしょ!」とつっこみ、作中さながらの掛け合いを見せる。小山も負けじと「今回の映画では、(工藤新一との)ロマンスの進展はどうなんですか?」と山崎をイジると、山崎は「どうなんでしょうね?」と笑いながら言葉を濁した。

その後サプライズゲストとして青山が、コナンの着ぐるみとともに登場。昨年12月より病気療養と充電のため長期休載に入っていたことについて、青山は「見ての通り元気です。連載も再開しましたので心配は“ゼロ”です!」と作品のタイトルをもじって挨拶する。また映画については「ラスト近くの安室とコナンの会話の中での、安室のセリフがカッコいいんでお楽しみに」とメッセージを送った。なお青山が本日ニット帽に革ジャンという赤井秀一を彷彿とさせる衣装で登場したことから、古谷は「安室より赤井のほうが好きなの?」と恨めしそうにコメント。さらに古谷は4月11日発売の週刊少年サンデー20号(小学館)で「名探偵コナン」の連載が再開することにも触れ、青山に対し「(先行して公開された原稿の1ページ目で)なんでまた(安室と赤井が)銃を突きつけあっているんですか!」と述べた。

なお劇中にドローンが重要なアイテムとして登場することから、本日の舞台挨拶では壇上に地球型のドローンを設置。マスコミ向けの写真撮影の際には青山と上戸の掛け声で、舞台上をドローンが飛ぶという演出も見られた。

「名探偵コナン ゼロの執行人」は4月13日より全国ロードショー。大規模な爆破事件を発端に、毛利小五郎の逮捕を巡って敵対するコナンと安室ら公安警察の姿を描いていく。

映画「名探偵コナン ゼロの執行人」

2018年4月13日より全国東宝系にてロードショー
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川譲 
脚本:櫻井武晴 
音楽:大野克夫
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹 ほか
配給:東宝 
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント

(c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会