映画「ママレード・ボーイ」吉沢亮が桜井日奈子に「妖精みたい」、返事は「服ですかね?」

「ママレード・ボーイ」完成披露舞台挨拶の様子。左から廣木隆一監督、優希美青、谷原章介、中山美穂、吉沢亮、桜井日奈子、檀れい、筒井道隆、佐藤大樹。

吉住渉原作による実写映画「ママレード・ボーイ」の完成披露試写会が、本日3月21日に東京・品川インターシティホールにて開催された。

イベントには小石川光希役の桜井日奈子、松浦遊役の吉沢亮、松浦千弥子役の中山美穂、小石川留美役の檀れい、松浦要士役の谷原章介、小石川仁役の筒井道隆、須王銀太役の佐藤大樹、秋月茗子役の優希美青、廣木隆一監督が登壇。映画初主演を務めた桜井は「この場に立つ幸せを噛み締めています。この作品に携わるすべての皆さんに感謝します」と挨拶する。

互いの両親の離婚、そしてパートナーを交換しての再婚により、ひとつ屋根の下で暮らすことになるという光希と遊。この設定について桜井は、「違和感たっぷりじゃないですか。もともと一緒にいた両親が別の人と仲良くしてるなんて……」と、劇中の光希と同じ気持ちであることを話す。対して、両親Sの再婚をすんなり受け入れる遊を演じる吉沢は「最初に聞いたときは『ぶっ飛んでんなー』と思いましたけどね。でも夫婦がこれだけ仲いいというのは、家族のあり方として素敵だと思います」と述べた。

谷原は家族6人での撮影を「吉沢くんと日奈子ちゃんがソファの端に座って話していたときは、親のように『なんだあの2人は、けしからん!』と思ったり、応援したい気持ちになったりした」と回想。中山は、両親Sの再婚に納得しない光希に関して「1人でプンプン怒っているのもかわいかった」と話す。檀は原作をリアルタイムで読んでいたそうで、「オファーを受けたときはうれしかったですし、『あれ、なんで光希役じゃなかったんだろう』って思いました(笑)。でも親目線で2人の恋模様を見られたのが幸せでした」と微笑む。筒井は「僕もこの映画を観終わった後、恋っていいなと思えた」と語った。

ここでMCから桜井と吉沢に、「撮影中、相手に“胸キュン”したことは?」という質問が。吉沢は「ずっとキュンキュンしてました」と答えながら、桜井の印象について「なんというか……人類じゃない、精霊感があって。美しくてミステリアスで、要は妖精みたいなんですよ。でも一緒にやってみるとノリもいいし、すごく人間的なんです。雰囲気は妖精、中身人間」と述べる。たどたどしい回答に、首をかしげる登壇者たち。ピンクのドレスを着ていた桜井は「(妖精みたいなのは)服ですかね?」と聞くが、「トータルが妖精なんですよね……もうわかんない!」と吉沢は諦めてしまう。すると谷原から「迷路にはまり込んでますね(笑)。でもその通りで、日奈子ちゃんはいろんな表情があるので“これ!”と言い切れない。プンプン怒っているのも、にこやかなのもチャーミングなんです」と助け舟を出され、「そういうことです!」と返した。

最後に吉沢は「どの世代の方にもキュンキュンしていただける映画ですし、光希と遊の成長物語でもある。子供から大人になって、恋が愛になって、いろいろなことを知っていくお話だと思います」と映画をアピール。桜井は「両親の愛が子供に伝わって、子供がまた愛を伝えていく、“愛の物語”だと思う。皆さんにもこの作品を愛していただけたら」とファンへ語りかけ、イベントは幕を閉じた。

「ママレード・ボーイ」は、両親がパートナーを交換して再婚することになり、ひとつ屋根の下で奇妙な共同生活を送ることになった光希と遊が織りなすラブストーリー。映画は4月27日に公開される。

(c)吉住渉/集英社 (c)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会