「3月のライオン」が白泉社電子書籍大賞の最優秀賞に、羽海野チカコメントも

「3月のライオン」1巻

白泉社が平成29年度白泉社電子書籍大賞を発表した。最優秀賞作品に選ばれたのは、羽海野チカ「3月のライオン」。

白泉社の電子書籍作品の中から、年間売り上げ上位10作品に贈られる白泉社電子書籍大賞。平成29年度の電子書籍大賞は、2016年7月1日から2017年6月30日までの期間の売り上げが集計された。

最優秀賞の「3月のライオン」は深い孤独を背負う17歳のプロ将棋棋士・桐山零が、あかり・ひなた・モモの3姉妹や周囲の人間と接していくうちに何かを取り戻していく物語。ヤングアニマル(白泉社)にて連載され、単行本は13巻まで刊行されている。2016年にテレビアニメ化、今春実写映画化され、現在はテレビアニメの第2シーズンが放送中だ。

羽海野の受賞コメントも到着。「電子書籍を本当に『必要なものだ』と思ったのは自分が入院したときでした。『ああ ここに今読みたい本があれば』『電子なら すぐに読めるんだ』と思い とてもありがたいものなのだと感じました。私の作品も、電子になって皆さまの行く所に どこまでもついてゆけたら幸せです。」と電子書籍への思いを明かした。

優秀賞作品は、三浦建太郎「ベルセルク」、清水玲子「秘密」シリーズ、仲村佳樹「スキップ・ビート!」、西形まい「GAME~スーツの隙間~」、ミユキ蜜蜂「なまいきざかり。」、緑川ゆき「夏目友人帳」、草凪みずほ「暁のヨナ」、可歌まと「狼陛下の花嫁」、藤原晶「オットに恋しちゃダメですか?」に決定。受賞者には記念の盾と副賞が贈られる。

羽海野チカコメント

電子書籍を本当に「必要なものだ」と思ったのは
自分が入院したときでした。
「ああ ここに今読みたい本があれば」
「電子なら すぐに読めるんだ」と思い
とてもありがたいものなのだと感じました。
私の作品も、電子になって皆さまの
行く所に どこまでもついてゆけたら幸せです。