小玉有起がキャラ原案、舞城王太郎が脚本のSF探偵アニメが制作決定

アニメ「スペシャルキッド・ファクトリー」制作決定とともに公開されたビジュアル。

アニメ「スペシャルキッド・ファクトリー」の制作が決定した。

「スペシャルキッド・ファクトリー」は僕の家に、僕とそっくりな《僕》がやってくることから始まるSF探偵アニメ。しかし《僕》は僕の偽物ではなく、実は僕こそが《僕》のクローンで……。監督はTVアニメ「錆喰いビスコ」などで知られる碇谷敦、脚本は舞城王太郎、スーパーバイザーはあおきえい、キャラクターデザイン原案は小玉有起、アニメーション制作はNAZ。2020年に放送されたTVアニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」のスタッフが再び集結する。

追って「スペシャルキッド・ファクトリー」の制作裏を事前に紹介する特別企画が展開される予定。キャストなどは続報を待とう。

舞城王太郎(脚本)コメント

UFOってたくさん見かけられてるのに、宇宙人の痕跡も結構見つかってるのに、どうして宇宙人は本格的に地球を攻めてこないんだろう?
と思ったのがきっかけです。

特別な力がなくても頑張る!
偽物の自分だとしても本物の何かを掴む!

普通の男の子なのに異常な状況を力強く生き延びていく姿、偽物の息子だったとしても本当の家族として彼を愛する両親の姿、冒険を通じて家族とは何かを解き明かしていく名探偵の姿を描きます。

須田泰雄氏(NAZ Studio CEO)コメント

「ID:INVADED」からはじまり、「錆喰いビスコ」と続いた、
このチームの新たなる作品「スペシャルキッド・ファクトリー」は、
正に特別なものになると確信しています。
その開発スタイルは非常に独創的であり、唯一無二な化学反応を生み出します。
私たちは作品を極めて限られた人数にて開発し、
企画スタートの段階から、アイデアの相互交換を各スタッフ間で行っています。
それは、監督や脚本家そしてキャラクターデザインといった所謂メインスタッフと呼ばれるクリエーターだけでなく、実際に視聴者の目に触れるcut を描くアニメーターも含めてです。
参加スタッフ全員が、自分の作品と誇れる情熱で創られるこの物語を、楽しみにしていただけると幸いです。

そして本作は、「映像の鑑賞」という一方向なアプローチではなく、
作り手とファンのコミュニケーションという双方向のアプローチによって、
作品への思いが、螺旋を描き増加するように「熱量を体感できるエンターテイメント」を目指しています。
私たちは、スタートから存在し、創作作業が終わっても解散しません。
様々な作品展開、そしてPR、全てに参加します。
プロジェクトの進捗や変化を一緒に育み、公開時に熱狂し、感動を共に語り合う。
まだ誰も知らないその旅の始まりを、一人でも多くの方と共有できればと思っています。

アニメーションの更なる可能性を信じて。

「スペシャルキッド・ファクトリー」

監督:碇谷敦
脚本:舞城王太郎
スーパーバイザー:あおきえい
副監督:又賀大介
メインアニメーター:浅利歩惟
キャラクターデザイン原案:小玉有起
アニメーション制作:NAZ