春が来たら“凍犬”は死んでしまう…永遠の冬を目指す旅物語「凍犬しらこ」1巻

「凍犬しらこ」1巻

安原萌「凍犬しらこ」1巻が本日1月20日に発売された。

主人公の太一が飼っている凍犬(とうけん)は、雪でできた巨大な犬だ。名前はしらこ。その姿は閃光、足音は雷鳴にもたとえられるが、しかし人間の体温で解けてしまうほど繊細な獣でもあった。彼らが暮らす世界は氷河期を終え、これから温暖化が進んでいくところ。春を待っていた人々は諸手を挙げてこれを喜ぶが、暖かくなれば凍犬は生きていけない。太一は永遠に冬が続く土地・虹の根を探して旅に出る。同作は青騎士(KADOKAWA)で連載中。