アニメ「マイホームヒーロー」来年4月放送!ティザーPV公開、鳥栖哲雄役は諏訪部順一

TVアニメ「マイホームヒーロー」ティザービジュアル (c)山川直輝・朝基まさし・講談社/「マイホームヒーロー」製作委員会

山川直輝朝基まさし原作によるTVアニメ「マイホームヒーロー」の放送が、2023年4月に決定。ティザービジュアル、ティザーPV、キャスト、スタッフ情報が発表された。

ヤングマガジン(講談社)で連載されている「マイホームヒーロー」はしがない会社員・鳥栖哲雄とその家族を描くクライムサスペンス。とある理由から娘の彼氏を殺害してしまった哲雄は、家族を守るため半グレとのだまし合いに身を投じていく。ビジュアルは取り返しのつかないことをしてしまったが、愛する家族のために色々なものへ立ち向かっていく決意をした鳥栖哲雄の姿を描いたもの。「娘よ、君の彼氏を殺しました」という衝撃の告白から始まるPVでは、哲雄が娘の零花を守るために死と暴力の世界へ踏み込んでいく様が収められた。

鳥栖家の父・鳥栖哲雄役は諏訪部順一、母・鳥栖歌仙役は大原さやか、一人娘・鳥栖零花役は白田千尋に決定。また哲雄と敵対する半グレ組織のメンバー・間島恭一役を伊東健人、組織の詐欺師・麻取義辰役を三木眞一郎、零花の彼氏・麻取延人役を多田啓太、延人を想うキャバクラ嬢・響役を大久保瑠美、元殺し屋・窪役を大塚明夫が演じる。キャストからはコメントが到着した。

また監督は亀井隆、シリーズ構成・脚本を喜安浩平、キャラクターデザインを野口征恒、美術デザインを阿部行夫、音楽を川井憲次、音響監督を伊藤巧、音響効果を川田清貴が務め、アニメーション制作は手塚プロダクションが担当する。亀井監督からは「最初に原作を読んで、正直、『大変だな』と思いました」「僕自身どのような作品になるのかを楽しみにしています」といったコメントも届けられた。

亀井隆(監督)コメント

最初に原作を読んで、正直、「大変だな」と思いました。
ドラマ向きのようにも感じ、どのようなアニメーションになるのか、
また、アニメーションでは不得意な表現をどうしたらいいのか、とも思いました。
今は日々実験をしながら制作を進めています。
自分の周りの原作のファンの方々、特に女性ファンやネットの意見は参考にするように
していますが意見を見聞きすると難問を与えられた、とも思うし、
難問に挑戦していくやりがいも感じています。
原作にならうところが多い印象があるので
そこを楽しみながらフィルム制作を進めております。
僕自身どのような作品になるのかを楽しみにしています。
ファンの皆様も楽しみに完成をお待ちください。

諏訪部順一(鳥栖哲雄役)コメント

本作の印象

平穏な日常のすぐそばに口を開けていた深い闇。非力な中年男が家族を守るためズタボロになりながら奮闘するこのドラマは、スリルとサスペンスがこれでもかと言わんばかりに次々と襲いかかってきます。ジェットコースター的な息詰まる展開から目が離せなくなる、本当にヤバイ作品ですね

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

哲雄のメンタルをしっかりと表現するため、彼が置かれているシチュエーションのイメージごと、リアルなものとして自身の心に落とし込もうとしたら……正直危なかったです。いろいろとアプローチを工夫しながら、作品の中にフィットできるよう努めたいと思っています。どうぞご期待ください。

大原さやか(鳥栖歌仙役)コメント

本作の印象

ごく普通のサラリーマンの日常が、想像もしていなかったとんでもない事態に転がり落ちていくそのスリリングさと、凄まじい底力で絶望的な状況を次々と打破していく主人公のメンタルの強さに興奮してしまい、ページをめくる手がとまりませんでした。個人的にわたしもミステリー小説が大好きなので、細かいところまでリアルかつ丁寧な犯罪隠蔽の描写や、緻密な下準備による騙し合いなどもたまらないポイントです。とにかくもう、めちゃめちゃ面白いです!!

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

イレギュラーなことばかりが起こるこの世界で、歌仙ほどしっかりした頼りがいのある奥さんはいないのではないでしょうか。彼女のサポート力、直感力、キモの座り方、家族を守ろうとする覚悟。もし自分だったら……と、それぞれのシーンにあてはめて想像してみたものの、行動も思考も何ひとつ彼女には敵いませんでした(笑)なのでオーディション合格の連絡をいただいたときは本当に本当に嬉しかったです!この作品世界の中で、歌仙として生きられることがとても誇らしいです。収録がいまから待ち切れません♪

白田千尋(鳥栖零花役)コメント

本作の印象

オーディションをいただき、前情報なしで読ませていただいたのですが、一話目から衝撃的すぎて、手に汗握るとはこのこと……!という作品です!
次の展開にハラハラしながら読む手を止められませんでした!
登場人物一人一人に譲れないものがあって、みんなが一番大切なものを守るために闘って。それぞれの想いを想像すると胸がいっぱいになります。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

零花ちゃんは、自分の中でこうと決めたらとにかく実行!猪突猛進で真っ直ぐな女の子!という印象です。そこが危なっかしくて、とてもハラハラしちゃいます。
突っ走る先にある理由が「家族」というところが、たまらなく愛おしいです。
絶対にこの子を演じたい!という気持ちでオーディションに挑み、初めて受かったアニメのキャラクターで、マネージャーさんから合格のお電話をいただいたとき号泣してしまいました。

伊東健人(間島恭一役)コメント

本作の印象

原作もしっかり読んでいて、お話も大好きなのですが、なかなか衝撃的な展開の連続で「え??これアニメでやれるの??」というのが率直な感想でした。
もしも僕がお父さんと同じ状況に置かれたらどうするか……とつい考えてしまいます。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

悪役?ライバル役??協力者役???
とても微妙な立ち位置にいるキャラクターで、ガラは悪いけれど、
彼には彼のポリシーがあって芯がブレない、非常に魅力的なキャラクターだなと思います。
彼の魅力を存分に引き出せるように、精一杯演じたいです。

三木眞一郎(麻取義辰役)コメント

本作の印象

誰にでも、当たり前のように流れていく時間。
とても穏やかに見えるなかに、優しさ、狂気、愛など、
様々なモノが高密度でつまっている作品。
かといって、息苦しくなりすぎずに息ができるシーンもある、
とてもバランスのとれた、素敵な作品だと思います。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

キレ者でありながら、人間味を感じさせてくれる人でもあります。
素敵なキャストの皆さまと一緒にアニメーション作品として、
原作ファンの方にも楽しんで観ていただけるように、
全力でマイク前に立たせていただく所存です。
凄腕の詐欺師であり、息子を溺愛する麻取義辰を
アニメーションでもよろしくお願いいたします。

多田啓太(麻取延人役)コメント

本作の印象

推理小説マニアで平凡なサラリーマンの哲雄が、娘を守る為自身の知識を武器に犯罪組織と渡り合っていく姿には、一読者として毎回応援する気持ちで読んでいました。
フィクションがリアルにどこまで通用するのかという部分のドキドキ感がたまらなかったです。
そんな素敵な作品に出演させていただけることが決まり、とても嬉しく思っています。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

延人にはカッとなったら手がつけられなくなったり、他人の痛みがわからない部分があり、逆に一つでも良いところを見つけてみたいと思ってしまうくらいひどい男だなという印象です。
現実の世界では絶対に関わりたくないなぁ……と思っていたところ、今回演じさせていただくことになり、とても不思議な気持ちでいます。
そんな延人の感情の瞬発力を追い越すくらいの勢いで演じていきたいです!

大久保瑠美(響役)コメント

本作の印象

タイトルにある「ヒーロー」という文字、原作を読んでみて、私の想像するヒーロー像とは全く異なっていて驚きました。
哲雄はただ大切な家族を守りたいだけ。そのためならなんだってする、そう覚悟を決めたその姿は間違いなくヒーローなのですが、視点を変えれば鬼の様にも見えます。
家族の大切さ、ハラハラドキドキするトリックや駆け引き、そして何より登場人物たちにとっての正義とはなんなのか……とても面白いです。
この作品に関われることを嬉しく思います。
アニメ「マイホームヒーロー」を、是非ともよろしくお願い致します。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

私が演じさせて頂く響は、延人の恋人です。
誰からも悪い印象しかない延人を可愛いと言い大切に思っている、恋愛に関してはとても純粋な女性です。とはいえ仕事はキャバ嬢なので、優しく純粋なところだけでなく、可愛らしくも大人の色気を持った一面を見せられるよう演じていきたいと思います。よろしくお願い致します!

大塚明夫(窪役)コメント

本作の印象

文字通り「死に物狂い」の極限状態の中、登場人物たちの足掻きによって絶え間なく生まれる人間ドラマの世界に心を奪われました。

演じるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込み

窪という男を一言で表すのなら「狩人」といったところでしょうか。
スーツ姿で淡々と、相手を追い詰めていく姿はまさに現代のハンターそのものです。
ほの暗い緊張感を皆様にも感じて頂けるよう、誠心誠意演じさせていただきます。

TVアニメ「マイホームヒーロー」

2023年4月放送開始

スタッフ

原作:山川直輝朝基まさし(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:亀井 隆
シリーズ構成・脚本:喜安浩平
キャラクターデザイン:野口征恒
美術デザイン:阿部行夫
音楽:川井憲次
音響監督:伊藤 巧
音響効果:川田清貴
アニメーション制作:手塚プロダクション

キャスト

鳥栖哲雄:諏訪部順一
鳥栖歌仙:大原さやか
鳥栖零花:白田千尋
間島恭一:伊東健人
麻取義辰:三木眞一郎
麻取延人:多田啓太
響:大久保瑠美
窪:大塚明夫