ドラマ化もされる「鵜頭川村事件」上下巻、孤絶した村で起きた惨劇を描く

「鵜頭川村事件」上巻

櫛木理宇原作による河野那歩也「鵜頭川村事件」の上下巻が、本日8月16日に文藝春秋から発売された。

櫛木による原作小説が今夏にWOWOWで連続ドラマ化される「鵜頭川村事件」。1979年6月、岩森明は娘とともに、亡き妻の田舎である鵜頭川村へ3年ぶりに墓参りにやってきた。すると村は突然の豪雨に見舞われ、さらに1人の若者の死体が発見される。若者たちは村の有力者・矢萩吉朗の息子で問題児の大助が犯人だと息巻くが、矢萩家には誰も反抗できないため事件はうやむやに。これを機に家同士の対立が顕在化し、若者たちは自警団を結成する。とある村で発生した内乱を描くパニックサスペンスだ。