こうの史代作品の新装版4カ月連続刊行、今月は「長い道」と「さんさん録」

「長い道」新装版(帯付き)

こうの史代「長い道」「さんさん録」の新装版単行本2冊が、本日6月20日にコアミックスから発売された。

「長い道」は、甲斐性なしでろくでなしの夫・荘介とのんびり屋の妻・道の暮らしを描いた夫婦マンガ。「飲み屋で知り合った人が娘さんをくれたぞ」という荘介の父親から預かった手紙を持って道は彼の家を訪れる。親同士が勝手に決めたことと言い張り、道がいても放蕩を続ける荘介。そんな彼を咎めるでもなく、道はマイペースに彼の妻として家に居座る。

「さんさん録」は、妻に先立たれた夫・参平の物語。妻が遺したノート「奥田家の記録」を見つけた参平が、そこに記されていた生活の知恵を頼りに息子家族との新しい生活を始める様子を描く。

なおコアミックスはこうの作品の新装版を連続刊行中。「長い道」「さんさん録」のほか「街角花だより」「夕凪の街 桜の国」と「この世界の片隅に」上下巻が発売済みで、7月20日には「ぴっぴら帳」上下巻も刊行される。これを記念して初期名作「ナルカワの日々」復刻版の応募者全員プレゼント企画も実施。各新装版の帯に付属している応募券を計4枚集めることが申し込み条件になっている。応募締め切りは8月24日。

(c)こうの史代/コアミックス