「ワイルド7」オヤブンをフィーチャーした「緑の墓」“生原稿”版を単行本化

「ワイルド7 1972 緑の墓 [生原稿ver.]」上巻 ※デザインは仮のもの。 (c)2017-2018 Sanae Mochizuki

望月三起也の単行本「ワイルド7 1972 緑の墓 [生原稿ver.]」の上巻が11月に、下巻が2018年1月に復刊ドットコムより発売される。

昨年4月に死去した望月の追悼記念の第3弾として刊行される同書。「野性の7人」「コンクリート・ゲリラ」に続く今回は、1972年に週刊少年キング(少年画報社)にて展開されたシリーズ9つ目のエピソード「緑の墓」が単行本化される。恐怖の私設刑務所・緑の墓を舞台に、ワイルド7のメンバー・オヤブンにスポットを当てて展開される同エピソード。ドイツ軍の戦車、軍用車両が暴れまわる戦闘シーンも見どころだ。

単行本は連載時と同じB5判にて刊行。スミやベタの濃淡、鉛筆の描き込み、ホワイトでの修正跡、写植文字の貼り跡など、当時執筆された原稿をそのままに“生原稿ver.”として出版される。連載時の扉絵ギャラリーや図説が収録されるほか、下巻では1973年に少年キング増刊号に収められた6ページのカラーを初めて復刻。なお復刊ドットコムにて上下巻を一括購入した人には、一般書店よりも早く商品が届けられ、予約者にはもれなくワイルド7のシンボルマークのステッカーがプレゼントされる。

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